Windelband ヴィンデルバント(独)
概要
中低独windelbant「縛ったり包んだりするのに用いる帯・紐」,中高独windelbant「包帯」に由来し、「包帯職人」を意味する姓。 
詳細
Achim Windelbant(1541年Neuruppin(ブランデンブルク州))1
Clawes Wyndelbanth(1541年Neuruppin)2
Johannes Windelbandt(1684年Leipzig(ザクセン州):製本業者)3

職業姓。比較的珍しい姓で、ドイツ各地にまばらに見られる。主な集住地にハンブルク、フランクフルト・アム・マインなど。 中低独windelbant「縛ったり包んだりするのに用いる帯・紐」4,中高独windelbant「帯状の紐、包帯(fascia)」 5(>独Windelband「包帯」)に由来。「包帯職人」を意味する姓である。異形にWindelbandt(ハンブルクに 多い)。

1416~1438年のニュルンベルクの都市貴族女性の公式来賓客への献上品目録のリストに"ij leibotein wintelpant"(亜麻布製包帯×2) 6とある。leiboteinは中高独līnwāt「亜麻布」の異形leibāt,leymbot等の形容詞形(語末の-einは形容詞形成接尾辞で goldenの-enと同源)。又、1606年ディースドルフ(Diesdorf:ザクセン=アンハルト州Salzwedel郡)に"2 windelbende vmb die hare"(髪の毛を 巻くための包帯(=ヘアバンド)×2)7の用例が見える。現独のWindel「おむつ」とBand「帯、紐」から「おむつのひも」と 解釈する説が有るが、その様な用途に特定される道具の名ではない。ドイツの哲学者ヴィルヘルム・ヴィンデルバント(Wilhelm Windelband: 1848.5.11 Potsdam(ブランデンブルク州)~1915.10.22 Heidelberg(バーデン=ヴュルテンベルク州))が有名。
[Gottschald(1982)p.100, Zoder vol.2(1968)p.842, Heintze-Cascorbi(1933)p.128, Bahlow(2002)p.555]
1 Victor Herold "Die brandenburgischen Kirchenvisitations-Abschiede und -Register des 16. und 17. Jahrhunders. vol.2"(1963)pp.66f.
2 ibid. p.71
3 Johann David Werther "Warhafftige Nachrichten der so alt-als berühmten Buchdrucker-Kunst."(1721)p.74
4 Lübben(1888)p.584
5 Lexer vol.3(1878)sp.900
6 Organ des germanischen Museums "Anzeiger für Kunde der deutschen Vorzeit. vol.23"(1876)sp.73
7 Verein für Mecklenburgische Geschichte und Alterthumskunde "Mecklenburgische Jahrbücher. vol.60"(1895)p.195

更新履歴:
2016年1月11日  初稿アップ
PIE語根Wind-el-band: 1.*wendh-「回す、巻く、織る」; 2.*-lo-指小接尾辞; 3.*bendh-「縛る」

Copyright(C)2010~ Malpicos, All rights reserved.