古高独lant｢土地、地域、国｣＋古高独walt(an)｢統治(する)｣より成り立つ古いドイツ人男名ランドルト(Landolt)に由来。

Ůely Landolt(1463年Rorbas(チューリヒ州))¹
Claus Landolt(1467年Trüllikon(チューリヒ州))¹

父称姓。視力検査に用いられる｢ランドルト環(英Landolt (broken) ring)｣の名祖となった、スイスの眼科医エドムント・ランドルト(Edmund Landolt： 1846.5.17 Küttigen(アールガウ州アーラウ行政区)～1926.5.9 Paris(仏))の姓。スイスはチューリヒ湖周辺地域に集住する。ドイツでは、 バーデン=ヴュルテンベルク州ボーデンゼー(Bodensee)郡に多い。

男子名の古高独Landolt²に由来。典型的な二要素合成名で、古高独lant｢土地、故郷、地域、国、大地、世界、野原、 陸、楽園｣³＋古高独walt｢権力、法、代理権｣⁴か古高独waltan｢統治する、支配する、 主権者である、監視する、気遣う、引き起こす、持っている、行う｣⁵より構成されている。つまり、｢土地＋統治｣といった 意味の個人名。
[Gottschald(1982)p.316,Kohlheim(2000)p.410,Bahlow(2002)p.295,Schobinger et al.(1994)p.111]

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¹ Schobinger et al.(1994)p.111
² Förstemann(1966)sp.142
³ Köbler ahdW L項p.11
⁴ Köbler ahdW W項p.15
⁵ ibid. p.16

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執筆記録:
2011年11月26日　　初稿アップ