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漢字苑
-漢字の字源・成り立ち・起源・由来・語源の字典-



前言

漢字の字源・成り立ち・起源・語源・歴史を取り扱います。近年、中国の経済発展によって土地開発が進み、その副産物として 出土史料が陸続と発見され、中国では古代の漢字の使用状況の研究が非常に進んできております。 我が国では主に前世紀後半に活躍した藤堂明保や白川静の研究が有名で人口に膾炙している状況ですが、世間一般には この辺りの研究者の考えが伝わっている状態でストップしており、かれこれ約半世紀に渡って進展があまり見られません。 「実は恐ろしい由来を持つ漢字」とか「名前に使ってはいけない漢字」等の言説は、ほぼ全てこの古い時期の解釈に基づくものです (特に白川静の説による所が大きい)。これらの言説は話として面白い為に広まって嗜好されている傾向が有りますが、 大抵専門家ではない方が書かれたものなので憶測や曲解が多く、またあまり史料が発見されていない時期のものなので、今となっては誤りが 目立ってきております。どの様な解釈を受け入れるかは個人の自由ですが、折角中国で新発見・新解釈が続々と出現し学術的に賑わっているのに、 学者・研究者やアマチュアの一部の好事家を除いて日本にその恩恵が中々伝わっていない現状を勿体なく感じたので、この様なサイトを作った次第です。

このサイトではその中国の新発見・新解釈を紹介したり、出土史料・伝世文献の使用例を洗い出したりする事で、漢字が古代にどの 様にどの様な意味で用いられているか、そこから字源をどの様に解釈するのが妥当なのか説明していきます。中には、調べれば調べるほど 謎が深まり、結局字源不詳とせざるを得ない字も登場します。一般書では掲載字の全ての字源を解明しているものもありますが、 それほど簡単なものではありません。

各ページは基本的に同じ諧声系の漢字(同じ声符を持つ形声文字)で一まとめにして解説しています。声符が同じであれば、語源的・字源的に 相互に関係する例がしばしば有るからです。出土史料の字は基本的に画像処理を施していない拓本や写真画像を年代順に掲載します。 摸本(手で真似て書いたもの)はなるべく除外しています(似ていなかったり、欠落部分が憶測で補筆されているような問題が有るため)。 この為、不鮮明な画像も多々ありますが、最も現状を反映しているものとしてご了承ください。逆に読者様が、「これはこの字の金文に相当するとは 思えんのだが・・・?」みたいに、出土字と現用字の同定に疑問を呈する事も有るかと思いますが、寧ろそちらの方が良いと考えています。 実際釈字に異論が有るものも有るからです。春秋~戦国の列国期の字形は国別に別け、時代順に配列しています。(2017.3.26筆)


~新着(2017.3.26)~
幸部


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