父称姓。正しくはアーダム。ドイツで176番目に多い姓(0.0637%)。聖書の登場人物で、
地上に現れた初めての人間アダム(Adam)の名から。
後ラAdam、ギAdámを経由して、ヘブライÁd

mに遡り、
その原義は「人間」とされヘブライ’-d-m「赤い」が語源と
される。「赤い肌をした者」が本来の意味か?ヘブライadhām
h「大地」
からの派生とみなす『創世記』2:7の記事は通俗語源かといわれる
1。
中世ヨーロッパで、ユダヤ人以外にも非常に人気の有ったファーストネームである。
[Gottschald(1982)p.81,Bahlow(2002)p.4,Kohlheim(2000)p.76,Naumann(2007)p.64,Hellfritzsch(1992)p.49,ONC(2002)p.14]
1 英語語源辞典p.14
執筆記録:
2010年11月22日 初稿アップ