ホームページの名前を変更しました(2011年3月)。
『苗字苑』と書いて「みょうじえん」と読みます。
言わずと知れた岩波書店刊行の超有名国語辞典
『広辞苑(こうじえん)』と「苗字」を掛けたネーミングです。
HP開設当時気の利いたネーミングが思いつかなかったので、今になってです。
管理人マルピコスは海外の姓、特に印欧語族の名字に関心を寄せています。
無謀にも事典風のものを作りたいという野心からHPを作りました。
多分途中で面倒臭くなったり何だかで、頓挫してしまうかもしれませんが・・・
今のところ、一般有名人の苗字(苗字苑本館)、「ハリー・ポッター」の登場人物の姓、
「銀河英雄伝説」の登場人物の姓と3っつの大きなジャンル分けで作っていく予定です。
~2016.10.13~
だいぶサボっておりました。といっても、漢字の起源を調べておりまして、
そちらはブログで公開しました。
最近の中国では土地開発により金文や楚簡等の先秦の史料が大量に発掘されていて
滅茶苦茶ホットです。この内容が凄く面白い。
秦系文字以外は『説文』で古文として部分的に採録されるのみで、その実態も良く解っていなかったし、
挙句には折角古人が唐宋期まで『汗簡』や『古文四声韻』に古文字の最後の知識を継承させてきたにもかかわらず
疑わしいとしてあまり顧みられてきませんでした。これが20世紀末以来の楚簡の大量発掘により
事態は一変してしまいました。これらが当時の生きた姿で続々と現れてきている。『老子』の古いテキストも見つかって、
「大器晩成」は「大器は成らず」(大いなる器は成立しえない)と読む事も判ってきました(つまり、"晩"は本来"免"の仮借)。
西洋の苗字語源と両立するのは時間的に厳しいですので、
両方掻い摘みながらできるといいなと思ってます。